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【お客様訪問】 S-3180Vによる効率化の実態とは-金杉建設様

埼玉県春日部市を拠点に、公共工事から民間工事まで、幅広いプロジェクトを手掛ける金杉建設株式会社様。

ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を全面的に活用した i-Construction にも、早い段階から積極的に取り組まれています。 ご導入いただいた 3D 地上型レーザスキャナ「S-3180V」について、弊社代表取締役の田中秀彦が、小俣陽平 i-Construction 推進室長にお話を伺いました。(以下、敬称略)

田中:ここからは、実際の現場でご活躍されている i-Construction 推進室の小俣陽平室長にお話を伺いたいと思います。S-3180V を使用した印象はいかがでしたか。

小俣:UAV と比べると、計測作業そのものは地味な印象でしたが、計測後のパソコン処理が UAV よりもかなり短時間で完了したことには驚きましたね。鮮明なカラー化点群で現場が再現されることにも衝撃を受けました。従来は外注で UAV 測量を行っていたため、点群データが納品されるまでに数日を要していました。S-3180V を自社で購入した結果、計測したその日のうちに社内で点群データを確認することが可能になり、大変助かっています。


田中:どのような作業で S-3180V の便利さを実感されますか。
小俣:動態観測で使用するときですね。着手前の地形データを測定しておき、施工後に測定したデータを重ねることで、地盤の変状や変位などが分析できます。従来はトータルステーションやレベルを使用して、変位測定点の挙動の観測を行っていましたが、S-3180V を導入したことで、点群つまり「面」での挙動観測が可能になったのです。隆起や沈下の状態が視覚的に把握できるようになりました。発注者への説明の際にも、簡潔で明瞭な資料として利用できています。

橋脚などの測定についても、従来は道路規制をしたうえで高所作業車を配置してから測定を行うという手間が掛かっていました。計測後のデータを見てから、一部の測り忘れに気づくこともありました。S-3180V を使用すると、道路規制の必要はなく、即時に計測ができて測り忘れもないので、大変便利です。


田中:作業の効率化という点については、いかがですか。
小俣:S-3180V を使用することで、築堤工事のような距離の長い現場作業が効率よく進められるようになりました。

築堤工事では、法面整形が完了した区間から点群出来形測定を実施し、発注者の立会確認を受けた後で次工程の張芝やブロック張りに移ります。従来の外注による点群測量では、出来形測量や発注者の立会確認、次工程業者の着手など、工事に関わるさまざまな日程の決定について、外注業者が主体にならざるを得ませんでした。

S-3180V を導入してからは、法面整形完了後、すぐに出来形測定を行い、その日のうちに点群処理を完了させて、翌日には発注者の立会確認が実施できるようになりました。S-3180V を自社で所有することで大幅な効率化が実現し、大きなメリットを感じていますね。


田中:S-3180V を用いた作業は何名で行っていますか。
小俣:現場にもよりますが、外業は 2 名で行うことが多いです。歩く距離は長くなりますが、1 名で行うこともあります。社内に戻ってからのパソコンでのデータ処理は、1 名で行っています。


田中:週にどのくらいの頻度で S-3180V をお使いですか。
小俣:週 1 回は使用しています。


田中:S-3180V の新たな活用方法を何かお考えですか。
小俣:ICT 施工の範囲を超えた場面でも、いろいろと試行錯誤を繰り返しながら活用を試みています。配管が複雑な場所で現地測定に利用できるのではないかと考えているところです。


田中:最近、新たに導入された機器があるそうですね。
小俣:実は 3D プリンタを導入しました。将来的には S-3180V で取得したデータをもとに、実際の現場の 3D 模型を作成して、現場の状況をよりリアルに把握できるようにしたいと考えています。


田中:本日は大変貴重なお話をありがとうございました。


金杉建設株式会社様の新しいことへの積極的なチャレンジと志の高い思いに感銘を受けた対談となりました。御社の今後のますますのご発展をお祈り申し上げます。本日は大変貴重なお話をありがとうございました。

金杉建設株式会社様 ホームページURL http://www.kanasugi.co.jp/


写真:インタビューにお答え頂いたお二人と金杉建設株式会社様本社前にて(現在新社屋建設中です。)
  (中央)吉川祐介専務取締役
  (左)小俣陽平i-construction推進室長